反面教師!?SEO対策営業マンからの提案

前職でのことで、もうかれこと半年くらい前なので、
ちょっと古いネタですが、SEO対策の会社から営業の電話がありました。

SEO対策の会社の営業マンは
「うちでSEO対策をすると、どんなウェブサイトでも
1ページ目にもっていく自信はあります!!」
としょっぱなからハイテンションで繰り返していました。

「▲▲▲▲サイトだと●●●キーワードでどうでしょう?」
とヒアリングしてくれます。

さて、僕はいろんなSEO対策会社から営業をされてきたし、
いろんな話を聞いてきました。

僕も会社でSEO対策は結構な時間向き合ってやってきたし、
アメリカ人の元同僚もかなりのSEOマニアで結果出していました。

ですので
「全国的にオレはSEOで飛び抜けている知識と経験あるぜ!!」
とは言わないまでも、

SEOのことは知識は並以上(?)はあるはずですし、
スパムを使うSEO対策の会社があることも知っていました。

この営業マンの話を聞いていくうちに、
なんだか僕の頭の中には沢山の疑問符が付いてました。

そこで「あなたの会社のSEOの特徴はなんですか?」
と単刀直入にセールスポイントを聞いてみました。

「他のところと同じですよ」と言われました。

SEOって確かに「ある程度は」やること決まっているし、
企業秘密的なことはあるだろうから、言えないことあるでしょう。

でも1つくらいはなんかポイントがあっても良いと思っていました。

だって、ちゃんと結果出せて、もっと安いと思われる会社は
他にもあるんですから、セールスポイントが無くて料金が高い会社に
お願いする気持ちにはなれません。

セールスポイントがないので、次に値段を聞いたのですが、
なんだか高いんですね。

「高いですね〜」と僕が言ったら、
「よく言われるんですよ〜アハハハハ」と。
(なんじゃそりゃ。)

僕としてはもっと検討する情報が欲しかったので、
資料とキーワードの提案を求めました。

そして数時間後に資料と共にキーワードの提案見積もりが送られてきました。
提案・見積書に書いてあるキーワードとサイトを見て・・・!?

その提案書は、数時間後に送るような代物でもなかったわけです。
5分もあれば送れるだろうみたいな。。

なんですかこの5年以上前の提案内容は・・・。
いや昔でもこんなチンケなもんは、
まともな営業マンなら出さないだろうというモンでした。

ちなみに、先日面接を受けた某有名SEO会社は手法を教えてくれました。
決して真似できないハイレベルでテクニカルなものでしたが・・・。

一部あまり知識のない元顧客からスパムと言われていましたが、
全くもってスパムではなく、まっとうなものでした。

ちなみに僕は転職活動の際は、WEBデザイナー志望ではないのですが、
人材紹介のススメでここなら幅広い業務が出来ると言うことで受けました。

結果、他に良いWEBデザイナーがいたのでということで不採用に(苦笑
まあ、そりゃそうだ。そもそもお互い求めているところ志望が違うし・・・。

料金は高いし、ユーザーの絞り込み出来ていない。
提案先であるクラインとのビジネスモデルはみてるの

というレベルです。

そもそもSEOというのはWEBマーケティングの一種です・・・。

500円程度のオルゴールCDの通販サイト。提案キーワードは「オルゴール」

500円程度のオルゴールCDを売っているサイトに対し、
提案するキーワードは「オルゴール」で成約手数料を
月間5万円前後で初期手数料20万円オーバー。

初年度でこのコストを消化するためだけに、
3000枚超以上は売ってやっと、採算がプラマイゼロです。

インディーズのニッチを狙った商品にとっては、
いくらなんでも割高なコストです。

それ以前に単一キーワードで「オルゴール」って、
ユーザーを絞り込めてません。

単に「オルゴールの楽曲」を聴きたい人は
「オルゴール」と単一ワードでは探さないのでは?

ある特定地域のみの飲食店のバー。
全国に知名度上げる必要はあるのでしょうか?

飲食店であるバーを紹介するウェブサイト。
札幌と東京に2店舗しかありません。

頂いたのは「バー」という単一キーワードです。
料金はオルゴールの時と同様です。

飲食店の場合はフランチャイズならともかく、
1〜2店舗のお店では、ある特定地域が対象であると思います。

その場合、検索上位表示を狙いたいキーワードは例えば、
「札幌 平岸 たこ焼き」「旭川 ショットバー」「小樽 寿司」
「札幌 円山 イタリアン」「すすきの 居酒屋 個室」「釧路 末広 炉端 ホッケ」とか。

飲食店のコトを調べたい人ってなんらかの目的がありますよね?

『札幌に出張に行ったとき、ホテルの近くで、
落ち着いて一人でもウィスキーが楽しめるバーに行きたい』

とか

『会社で新しい社員の歓迎会があり、会社の近く(札幌大通り周辺)で、
30名ほどが入る個室のある居酒屋』

のように

「どこどこの地域の、どのような飲食店で飲み食いしたい」
っていう前提があるものだと思います。

それも「検索」というアクションを起こすからこその理由が。

そのような理由を、提案先の企業(または企業内のWEB担当者であれば自社)の
ウェブサイトの検索エンジンで上位表示するキーワードを考えることは、
それほど難しいことではないと思うのです。

下手にバカ高い料金のビッグキーワードにお金を払うくらいなら、
ぐるなびに掲載したり、やホットペッパーに広告出稿した方が
よっぽど集客効果が出るのではないでしょうか。

沖縄や東京から札幌に弁当を注文しますか?

前勤務先のレストランでは、弁当の宅配もしていました。
レストランのある場所の周辺地域にしか宅配していません。

ウェブサイトには宅配可能エリアは掲載しています。
軽くサッとウェブサイトをみればわかるはずですが、
提案があったキーワードは単一ワードで「弁当宅配」です。

ハイテンションで自信満々に営業しているのに、
やる気が無いのでしょうか??

東京や福岡の人間に、札幌のある特定地域の
弁当屋を露出して
一体どうするんでしょうか?

弁当を冷凍し、それを通販で既に販売しているウェブサイトに対してならばまだわかります。
通常、地場のお弁当屋さんは札幌から沖縄まで弁当は宅配しませんね。
(それでも微妙なワードですが・・・。)

バーと同じく「弁当宅配」で検索する人って、どんな人でしょうか?

HotMotto(ほっともっと)のようなフランチャイズあたりといったところでしょうか?

また、宅配弁当をこれから始めようとした起業家が、
リサーチのための検索といったところでしょうか?

特定の狭いエリアでやっている1つの店舗しかない弁当屋が
そんな大きいところで上位表示してどうするのでしょうか?
これも2つ目のバーと同じく特定地域をキーワード
に当てないと話にならないです。

3つの上位表示提案を受けたわけですが、どれも上位表示する意味のないものばかりで、
ビジネスモデルに対してどうも割に合わない。

この営業マンが悪いのか、会社そのものが悪いのか・・・。多分、どっちも。

とりあえず新人さんに手当たり次第に電話して、受注して来いみたいなものでしょう。
電話営業ももちろん良いのですが、そもそもSEO対策を専門にする会社様でしたら、
まずはSEO対策で自社ウェブサイトを上位表示し、受注数を稼いで欲しいモノです。

 

提案先のウェブサイトや商品・サービスの特徴を無視して
ウェブサイトや大金賭けて、ビッグキーワードで上位表示というのは、
例え上位表示ができたとしても、ある意味「粗悪品」だと僕は思います。

  • 提案先の企業はどのような成果を求めているのか?
  • 売上げや実店舗の集客など成果につながりそうなキーワードか?
  • 検索するエンドユーザーは、どのような特徴がある人なのか?
  • ビジネスの対象エリアはどこか?全国区か?特定の狭い地域?
  • ビジネスモデルに対し、そのSEOコストは割に合うのか?

闇雲に営業するよりも、最低限はこの辺は抑えて提案したほうが、
提案先の企業は集客したあとのことをイメージが出来る。

そして提案されたモノに対し納得もしやすいし、
検討もしやすいのではないかと思います。

提案している会社にとっても、提案先の会社にとっても、検索ユーザーにとっても、
最低限、提案先の会社をマーケティングやビジネスモデルを考えた上で提案したほうが
みんなハッピーですね。

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