- 2009年8月 5日 21:32
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ある日、私のところに「自分の会社で造る製品の販売を引き受けてもらえないか」という話を持ってこられた人がいた。私はいろいろとその人の話を聞いてみて、この人はえらい人だなと思った。普通であれば、自分にできるだけ有利になるよう交渉する。それがいわば当たり前である。ところが、その人は「すベてをまかせる」という、自分の利害を超越した態度をとられた。私はその態度に感激し心を打たれた。
われわれはともすれば自分の利害を中心に物を考える。これは当然の姿かもしれない。しかし、それだけにそれを超越したような姿に対しては、心を動かされる。これもまた人間としての一つの姿ではないか。
「松下幸之助[一日一話] 7月24日 利害を超える」から抜粋・引用
http://www.php.co.jp/fun/matsushita/07-24.html
商売だから利害はつきものだけど、利害ばかりでは正直面白くもない。
利害関係以外のある部分でも繋がれば、思いも寄らぬ形で仕事になるかもしれないし、
利害を超えた信頼関係の中に、今後の取り組みでも発想が広がる可能性もある。
商売の中の利害を超えた信頼関係で何でしょう?
先日、テレビ番組のカンブリア宮殿で、
超格安スーパー「オーケー」社長の飯田勧さんが出演されていた。
その中で気になったことは、悪い情報も開示していて、
お客様と信頼関係を築き、お客様がオーケーのファンになっていたこと。
悪い情報の開示とは何か?
これは
「この商品は今期はあまり美味しくありません。
だから買わない方が良いですよ」
とかいうことです。
これをオーケーではやっていた。
今期はあまり美味しくなくとも、それでも食べたい人がいるからと
少数でも入荷をして、販売をしている。
それもちゃんと買わない方が良い理由をポップで書いておいて。
普通はスーパーだったら、ダメだと思う商品は仕入れないし、悪い理由なんか書かない。
オーケーがやっているのは、お客様の目線でいるからと同時に、
利害を超えた信頼関係をお客様と築こうとしているからかなと思えた。
またオーケー社長の飯田さんは、こんなことを言っていた。
「昔の商売では(確か八百屋?)、店先でお客さんに、
これはあまり美味くないとかちゃんと言っていた」と。
商売の本質はずっと変わっていないのかもしれません。
現在ECショップ運営に関わっている身としては、
お客様との信頼関係、信頼関係に基づく売上向上は非常に参考になりました。
利害は商売人として持ちつつも、利害を超えたものというのは、
常に意識して考えていった方が、自社にとっても、お客様にとっても、
取引先・社員にとってハッピーになれることなのかもしれません。
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