- 2009年7月24日 00:45
事業を行なう限り、利潤の確保に努めることは当然である。が、それはあくまで適正な競争によるべきであって、手段を選ばぬ過当競争によるものであってはいけない。
ところが現実には、自社製品の市場占有率を高めることのみ考え、損を覚悟で売るという姿が見受けられることがある。これは資本による暴力にほかならないと思う。とくに大企業が、その資本に頼り、暴力的行為に出れば、その業界は大いに混乱する。そしてそればかりか業界の信用をも落とすことになりかねない。今日、いわゆる暴力が禁止されているごとく、資本による横暴も一つの罪悪とみて、厳しく自戒すべきだと思う。
「松下幸之助[一日一話] 7月14日 資本の暴力」から抜粋・引用
http://www.php.co.jp/fun/matsushita/07-14.html
松下幸之助さんの言うような資本の暴力は、
そもそも商売とは何かを忘れていると思う。
商売は等価値の交換。
結局はそれでしか無いと思う。
企業は消費者の期待以上の物を提供し、
消費者からお金を受け取る。
会社を大きくすることが、商売なんじゃなくて、
会社の大小にかかわらず、消費者に優れた価値を提供し、
自らの利潤を増やしていくこと。
会社を大きくし、自社商品をマーケットに広く
行き渡らせることはもちろん悪い事じゃない。
資本は使い方次第。
資本を使う目的は何なのかということ。
あくまでも企業は社会の経済循環の中にある。
経済循環は価値のあるところに生まれなければ、
長期的・半永続的な状態にはならない。
他の企業を潰すためにある訳じゃない。
一人勝ちするためだけにある訳じゃない。
企業は1つの企業で、経済社会が成り立っている訳じゃない。
多くの企業が支え合い、技術・サービスの工夫・向上をしている。
1つの企業はその一端にいるだけ。
他の会社を一網打尽にするために、大資本の投下をすることは、
戦争でクラスター爆弾を投下し、焼け野原にしているのとあまりかわらない。
クラスター爆弾を投下し、一時的に勝ったとしても、
それで世界は良くならないんだから。
企業社会も全く同じだと思う。
企業の本分である、技術・サービス・商品力を向上し、
消費者に期待以上の価値を提供し、利潤を増やしていくこと。
競争の激しい現代だからこそ、そういう基本の部分が一番重要だと思う。
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