- 2009年6月30日 15:00
世の中には、事をなすに当たって、いろいろ策を弄する人があるようです。「弱肉強食は世の習い」とかで、ボヤボヤしていたのでは激烈な生存競争に敗北してしまうということから、何としても人より一歩でも先んじたいという気持が嵩じて「策を弄す」ことになるのかもしれません。しかし、こうした小細工は自然の理に背く場合が多く、結局成功することも少ないのではないかと思います。
「策を弄する」とは、私は智恵才覚をもてあそぶことだと思います。智恵才覚は人間に与えられた偉大な特質ですが、これはあくまでも正しい目的のためのみに使われるべきもので、よこしまな策謀に使ってはならないと思うのです。
「松下幸之助[一日一話] 6月27日 策を弄する」から抜粋・引用
http://www.php.co.jp/fun/matsushita/06-27.html
後半にあるよこしま(邪)な策謀に使ってはならぬということ。
自社が有利になるべく自分勝手に他人・他社・社会を利用したり、
他人の立場や弱みにつけ込んだ策略を図り、陥れるということ。
最近でも周りの話を聞いたり、ネットやメディアで見る限り、
意外に企業のブラックな部分が多いように感じます。
- 本人の意向を完全無視して職務転換
- 不正・不法行為を持ちかける
- 会社の自分勝手な都合で突然の大幅給与削減
- 会社による個人の給与の使い込み
- 弱みにつけ込み脅す
- 徹底的に追い詰めて、不利な立場におく
- 不必要な残業の強要
- 突然の一方的な解雇
- 教育という名の単なる集団イジメ
- 自分のやったことを、他人の責任問題にすり替える
- etc...
それぞれ会社都合の視点でしか見ていません。人をモノ扱いです。
このような策謀は、昔の戦国社会の戦争ならいざ知らず、
ビジネスの本当の実力では無く、あくまでもダークな社会の手段です。
よこしま(邪)な策謀に溺れないためには、
- 自分(自社)にとってどうであるべきか
- 友人・家族・取引先などとってどうであるべきか
- 社会・地域コミュニティにとってどうであるべきか
自分のヴィジョンに基づき、それぞれの立場の視点でヴィジョンや目標に向かって
考え、策を練り、行動にうつしていくことが重要だと考えます。
さて目標に向かって進むための基本はほんのごくわずかです。
正しいことに取り組む意識を持って、目標に向けて努力する。
事業でも、個人でも、戦略やヴィジョンの軸足が定まらず本質を理解しないままに
小手先のテクニックを乱発したり、新たな分野にばかり目を向けて取り組むと
そのものが通用しなくなったときに、結局は徒労に終わることが多いと思います。
- ヴィジョンを決定する
- 戦略を固める
- 基礎を固める
- 手段(戦術)は柔軟に使っていく
- 難題にぶつかっても、回り道を探す
- 小手先のテクニックはベースがあってこそのもの(あくまでも最終手段)
あれもこれもと手を出したり、手を広げたりする。
僕の経験からも時間の無駄だと思うし、不達に終わることが多いはずです。
例え回り道することになったとしても、ヴィジョンを見据え、
軸足をしっかりと固定し、基礎を大事にして努力すれば、
目標には到達する可能性も大きく上がると僕は思っています。
自分・自社の本来の目的に焦点を当てて、
地道にみんなが幸せになるように、一生懸命頑張っていきましょう!
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