- 2009年5月18日 16:39
昨日TVで、昔、伊勢丹の名バイヤーだった藤巻幸夫さんが林文子さん(※)に
ワークライフ・バランスについてインタビューしているのを見ました。
(※現・東京日産自動車販売代表取締役社長、元・ダイエー代表取締役会長兼CEO)
林さんは若い頃、営業が面白くてしょうがなくて、
深夜までの残業、土日祝日も出勤するなど、仕事ばかり。
そのとき既に、ご結婚されていているにもかかわらず激務で、
それについては、特にダンナさんはいつも何も言われてなかったようです。
ある時、林さんは仕事で疲れていて、料理をする気力が無くなっていていました。
それでも頑張って、魚1匹を焼いてダンナさんに出したところ、
怒って食べないで、別室に行ってしまいました。
それまで家庭を蔑ろにしてまで仕事をしていたことに不満が溜まっていたようです。
その後、林さんは心を改めて転職し、土日祝日が休みの仕事に切り替え、
ダンナさんと休みの日にはデートをしていたようでした。
林さんは、きちんと仕事をしながらも、家庭を大事にし
ダイエーのトップという重責の立場にまで上り詰めました。
また、ある時(現在の会社かな?)、林さんは年中無休で働き続ける
東京の外れの店舗の所長さんに、業務命令で、休日に休みを取って、
奥さんと銀座のショールームへ行くように指示をしました。
その所長さんは、休日の街中にこんなにも人で溢れていていることに
ビックリし、非常に感激したそうです。
それまでその所長さんは、世間の人々がどのように過ごしているのか
全く知らなかったわけです。仕事ばかりに熱心で世間から遠ざかっていたのです。
良くバリバリ働いているビジネスマンの話や、前勤務先でもそうでしたが、
朝から晩まで、年中休み無しで働くことを美徳とした風潮があります。
僕は、ベンチャー企業のように会社や事業のスタートアップ期や、
どうしても期日までギリギリのときはそれは必要かもしれないし、
クライアントの成功のためには短期的なことなら良いことだとは思います。
しかし、それが何年も続くことには疑問を持っています。
仕事が楽しくて、仕事に明け暮れているのは、
それはそれで生き様として素晴らしいかもしれません。
でも、
- 仕事だけが人生なのでしょうか?
- その人から仕事を奪ったら、何か魅力が残るのでしょうか?
仕事ばかりして、
- 世間様が望むような商品を作れるのでしょうか?
- 世間様の考えていること、悩みがわかるのでしょうか?
- 世間様の気持ちに同調できるのでしょうか?
仕事仲間と寝食を共にするといったような生活スタイルは
高度経済成長期のような時代は良かったかもしれません。
現在社会は、仕事しかしらない人や、小さいコミュニティしか知らない人が作った
サービスや商品は感動しないのではないでしょうか?その人本人のことも。
社会の人たちは自分たちの感覚とずれていることは、案外すぐにわかるものです。
プライベートの遊びは、何も考えないで遊べば、単にムダなことなのかもしれません。
でも、プライベートの遊びや家事、家庭にも一生懸命に注力し、そこから悩み、
考え、人や物事から学び、感動を覚えたら、仕事にも役に立つことは沢山あるはずです。
遊んでいるときも、一生懸命に遊べば、
仕事では見えなかった輝くヒントや突破口がでてくるでしょう。
僕自身、昔はあまり遊びませんでした。
趣味はありましたが中途半端で、よく遊び方を全く知らなかったのです。
今でもまだまだだとは思いますが、妻と付き合い、結婚して、色んな人たちと会う度に、
それまで無かった刺激を受けたり、発想が広がって、良い方に変わっているのを感じます。
また子供が生まれたり、成長過程で、自分もそれを見て成長するでしょう。
そういう時間も今後は大切にしていきたいし、仕事も一生懸命やっていきたい。
番組中の最後の方でも藤巻さんは
「遊びは大事。私は遊びすぎといわれます。でも遊びから仕事のヒントをもらう」
といったようなことを言われておられました。
林さんもそうですが、目的意識を持って一生懸命に仕事をして、
遊び心を持って一生懸命に遊べば、仕事だけをしているよりも、
高いレベルまで自分を上げていくことが出来るかもしれませんね。
昔から言う「よく学び、よく遊べ」ですね!(福沢諭吉でしたっけ・・・?)
ちなみにこの記事は、ハードワークや残業を否定するものではありません。
新卒後3年くらいはどんどんハードワークで仕事をやった方が良いでしょう。(でもほどほどに。)
残業についても考えがあるので、またの機会に。
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