- 2009年5月20日 15:02
この不況時、急激に売上げが落ちるのは何が原因か?の続きですが、
これに関して松下電器産業(現・パナソニック)の創業者である松下幸之助さんの
著書「経営心得帖」の「不景気には時を待つ」という項目に書いてあります。
少し長いけど、一部引用・抜粋。
『行きづまる会社を見ていますと、たいていは仕事がひまになったらうろたえて、無理をしてでも注文を取ろうとします。無理をして取ればそれだけ安くなります。その結果かえって大きな損をして会社の破綻を招く結果になってしまいます。
反対に、そういう無理をせずに、“ひまはひまで仕方がない。これは一時的な現象なのだから、この機会に改めるべきは改めて、日ごろ怠りがちだったお得意様に対するサービスをしておこう”とか“機械の手入れすべきものはしておこう”というような態度をとっている会社は、少しも衰えずに、かえって時を得て発展するという姿になっているのです。
ひまになって、人を遊ばせておくのはもったいないという考えはそれなりに一理あるようですが、人件費の損失もさることながら、うろたえて、いらざることに手を広げた場合には、往々にして取り返しのつかない損失をこうむる結果になってしまうわけです。』
不況でどうしようもないときは、ムダに新規事業を展開せずに、
- 自分の足下をきちんと見て
- 何が良くて、何が悪いか
- 何があって、何がたりないか
- 自分たちのお客様に需要がある物事は何か
- 他社とはどう差別化できるのか
- 不況の今、手持ちの駒で何かお客様の役に立てないか
と考えておく必要があると思います。他にもまだあるでしょうが。
そう準備しておくことで、好景気に突入した後は、
自分たちの行くべき道も決まり、会社に経営体力がつき、信用も増し、
他社を一気に出し抜けることが出来るのではないでしょうか?
僕の考えはまだまだ甘いのかもしれませんが、現在はこう考えています。
経営体力(キャッシュ)が全然無くなり、存続自体が危ない場合は、
新規事業どころではないですね。
それよりも、
- キャッシュが入る見込みが無く、事業再生コンサルタントに頼む。
- 破産・倒産
でしょう。
でも、本当はもうすでに末期で手遅れなのに
「まだいける。まだいける。」と思ってしまうこともあるかもしれません。
行けると思って先行きもわからず、戦略もプランもない努力は
破産・倒産した場合、相当悲惨なことになると思います。
出来ることなら、手遅れになる前に早めに事業再生の手続きをとって、
いかに会社・従業員(+その家族)・仕入取引先・顧客の損失を抑えていくかだと考えます。
この辺の事業再生は詳しく調べたことがないのでわかりませんが、こんな本がありました。
札幌の事業再生コンサルタントの方が書かれた本のようです。評判は良いようです。
「経営心得帖」は昨日ふと読んだときに、先の記事に書いたような
不景気の状況には自分はこう考えるというものが、ずばり書いてあったので驚きました。
松下幸之助さんは経験を元に原則にのっとっていると感じで、益々尊敬。
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